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  3. シックハウス症候群

席をするおんなのこ

シックハウス症候群とは

シックハウス症候群という病名を聞いたことがあるでしょうか。
新築などの住居を建築し、いざ住み始めたときにさまざまな体調不良を感じるた場合、この病気と判断されることがあります。

シックハウス症候群の症状にはさまざまなものがあり、目の痒みや痛み、充血、目やにといった眼の疾患を始め、鼻水や鼻詰まり、花に関する違和感、咳やくしゃみなど喉に関する違和感、吐き気、じんましんや肌荒れ、乾燥、頭痛、下痢、不整脈など、本当にたくさんあります。

シックハウス症候群の原因

これらの症状は最初は風邪や花粉症、何らかのアレルギー症状だと判断されることが多いので、「家を新築した」ということを自分から言わないと、なかなか原因が判明しないことも。

シックハウス症候群の原因についてはまだ完全に明らかになっていないようです。
しかし一般的にいわれるのは、機能性の高い家を建築しようとするあまり、建築素材に化学成分をたくさん使用したものを採用するようになったため、その材質を体が受け入れることができずに不調を起こすものだと考えられています。

しかし、ただ単純に建築素材が原因だと言い切ることもできません。
例えば、体にほかの不調がなければシックハウス症候群を引き起こすことはなかったかもしれないけれど、自身の生まれ持った体質やストレス、環境ホルモンなどの影響によって体がダメージを受けているところに、新築素材の材質が合わず、シックハウス症候群を引き起こしてしまったということも考えられるからです。

シックハウス症候群の治療方法

シックハウス症候群の具体的な治療方法は、まずは症状が出てしまう原因となるものを取り除くことから始まりますので、血液検査などをして、どういったものに反応して症状が起きてしまっているかを調べます。
その間に、アレルギーを抑える薬などを処方し、とりあえず症状を抑えるといった投薬での両方もあります。
そして、原因がわかったら、その原因を住環境から取り除く生活を心がけていきます。

しかし、建築に使われていた素材の場合、その家を手放さなければならないということになってしまいますので、ここはそれぞれの方の判断に委ねるしかありません。
生活していくうちに慣れて、症状が緩和されていくという方、ほとんど出なくなるという方もいらっしゃいますが、どんどん悪化してしまい、最終的には家を手放したというケースも。
最近は、建築法などで使用する素材についても検討しなおされていますが、まだこの症状に悩まれている方は多いようです。